ニックスが「細部へのこだわり」を掲げ、ピストンズに勝利して今シーズン初勝利を挙げた

ニックスが111-97でピストンズを破り、今シーズン初勝利を挙げた。開幕3連敗からの脱出で、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの試合だった。

ジャレン・ブランソンはロッカーで見ていたワールドシリーズの野球中継を引き合いに出し、チームの戦い方を説明した。「ヒットを重ねていくだけだ。出塁して、小さなことに集中して、リズムを取り戻すまで続けるしかない」と話した。

この勝利で、王者ニックスを覆っていた焦りが一時的に和らいだ。内容面では課題が残ったものの、改善すべき流れを変えたことに意味があった。

流れを変えた中盤

昨シーズン、ピストンズは対ニックス戦を3試合すべて制し、平均30点差をつけていた。さらにニックスは開幕3試合で後半に合計26点を奪われており、後半の失速が課題となっていた。

この日のニックスは第2・第3クォーターで63-25と圧倒した。その時間帯は、プレーオフで見せたチームそのものだった。カンファレンス首位のピストンズに今季初黒星を突きつけた試合で、スイングマンのミケal・ブリッジズも目覚めた。開幕3試合で3ポイントを1本も決められなかったが、この日は4本を沈めた。

ブランソンとタウンズの活躍

ブランソンは18本中5本成功、23得点と絶好調とまではいかなかった。それでも積極的にプレーを仕掛け、第4クォーターに守備の要オーサー・トンプソンをファウルアウトに追い込み、終盤に追い上げを図るピストンズの勢いを削いだ。

カール=アンソニー・タウンズは再び自身の水準を示した。ハーフタイムにマイク・ブラウンHCから、ピストンズのセンターポール・リードへのディフェンスを改善するよう求められていた。リードはオールスターセンターのジャレン・デュレンの負傷により出場機会が増えており、序盤はピストンズが15点リードする原動力になっていた。

タウンズは27得点、20リバウンドをマークした。25得点・20リバウンド以上の記録は通算14回目で、ニックスのユニフォームでは4回目となる。

ブラウンHCはハーフタイムの指示について次のように振り返った。「正直に伝えた。『KAT、あの選手にリバウンドを取られ続けている。リバウンドを取ったらすぐにプットバックされる。ペリメーターでボールを持ったら、しっかりマークしろ』と。彼はそれを実行した。後半、そのマインドの切り替えが大きかった」

タウンズも試合後に語った。「強度とフィジカルさを高めることができたと思う。試合前にも言ったが、勝つためには最高の自分でプレーし、ほかのことは気にしないことが必要だった」

カニンガムを封じる

ピストンズのオールNBAガードケイド・カニンガムの封じ込めも、勝因の一つだった。カニンガムは昨シーズン、マディソン・スクエア・ガーデンで40得点を挙げていた。今回も同様の活躍が見込まれたが、第1クォーター以降は14本中4本の成功にとどまった。

ニックスはカニンガムを徹底的にマークした。ほかに信頼できる得点源が少ないピストンズを相手に、着実に点差を広げていった。

ブラウンHCは選手たちの対応をこう評価した。「選手たちは理解していた。相手の動きに反応しすぎてはいけない。こちらがどう試合を動かすかを決めるんだと。そして、賢いフィジカルさでそれを実行した」

まだ課題は残る

ブラウンHCは、1試合の勝利で全てが解決したわけではないと強調した。「直ったのかって?いや、直っていない。何も本当には直っていない。今夜わかったのは、我々は気持ちを向ければ十分にやれるということだ。これからはそれを土台に積み上げていかなければならない」

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